オカメインコのららちゃんとコバタンのりりーちゃん

コバタンのりりーちゃんは、元気一杯の9歳の男の子です。先代オカメインコ、ルチノーの、ららちゃんは、24歳迄生きてくれました。コンパニオンバードと暮らす、人と鳥の、両者の幸せな生活を考えていきたいです❤

コバタン・オオバタン他・サイテス1 環境省「種の保存法」の登録票の更新手続き 締切日迫る

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今回の記事は、環境省種の保存法」の登録票を所持されている方への、重要なお知らせになります。
 
平成30年6月施行の環境省種の保存法」の法改正により、登録票の5年毎の更新制度が義務付けられました。
既に登録票を取得されている方で、
 
・平成20年5月31日以前に取得している方は  ➡  平成31年5月31日有効期限満了日
 
上記は、法律による決定事項となっている為に、お持ちの登録票の更新手続きを行って頂かないと、失効になってしまいます。
今回の失効についてを、ご存知ではない場合でも、失効期限を過ぎた後での配慮はありません。
締切の日時が迫っておりますので、どうぞご注意ください。
 
今から約11年前迄に、登録票を取得されている方ですので、コバタン、オオバタン、サイテス1のボウシインコ属、サイテス1のコンゴウインコ属、他を飼育されている方が中心になると思います。


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平成30年6月施行「種の保存法」法改正により、サイテス1の登録票申請時に、個体識別措置の義務付けが決まりました。
足環(クローズドリング、3桁以上の識別刻印)、又は、鳥へのマイクロチップの挿入がないと、登録票の更新手続きができなくなりました。
 
種の保存法の法改正施行後の重要決定事項】

サイテス1の飼い主さんに、登録票がなくても可能な事柄

・動物病院で診察を受けられます
・入院も可能です

◎サイテス1の飼い主さんに、登録票がない場合は

ペットホテルに宿泊できません
・他者へ預けられません

🔺但し非常災害時には
上記へ一時的に預ける事ができます

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≪登録票を更新される方への手続きのご案内≫
 
自然環境研究センター
 
国際希少野生動植物種の個体の登録の更新申請書
 
・脚環識別番号証明書
 
マイクロチップ識別番号証明書

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今迄一度の登録で可能でした登録票が、平成30年6月施行「種の保存法」の法改正により、5年毎の更新制に変更になりました。
期限内に更新が行われなかった場合は、登録票は、失効してしまいますので、注意が必要です。
 
更新手続きは、満了の6か月前から手続きを行うことができます。
 
⇒登録票を取得されている飼い主さんが、丁度その時期に、海外駐在で不在や、入院中などの、どうしようもない理由で更新手続きができない場合は、委任状により、行政書士の方による代理の更新が可能になります。
(ご家族の方にも、更新手続きはできません。)
 
登録票の更新申請には、更新手数料4600円がかかります。

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平成30年「種の保存法」の法改正により、鳥種の個体識別措置として、足環(クローズドリング、3桁以上の識別刻印)、マイクロチップのいずれかが義務付けになりました。
 
マイクロチップの挿入は、小鳥の専門病院にお問い合わせして頂いた方が、宜しいと思います。
私個人的に、マイクロチップの挿入を、既に実施されている病院のご案内になります。
 
・横浜小鳥の病院(神奈川県)
・グローウィングアニマルホスピタル(神奈川県)
 
上記の病院の獣医師さんは、マイクロシップの挿入経験が既にございます。
関東の病院ばかりで、他の地域のご案内ができなくて申し訳ありません。

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≪提出書類一覧≫
 
国際希少野生動植物種の個体の登録の更新申請書  
 
・A4用紙に、1ヶ月以内に撮影された、鮮明なカラー写真を、A4版の写真を貼り付ける (写真は5枚~)
(足環の写真を、一枚とした場合)(足環の写真は、複数枚になってよいそうです)
(①個体の正面全身    ②個体の左側面全身    ③個体の左側面顔の接写 ④脚を2本含む個体の下半身     (脚環の左右確認ができるもの)⑤脚環を付けている場合は、 脚環の番号がすべてわかるよう接写した写真(複数枚可) )
(日付は、写真に入っていなくても、よいそうです。
撮影日は、余白や、写真の裏に、分かるように、記入してください。)

・登録票
・住民票及び運転免許所、健康保健証のいずれか一つ
・脚環識別番号証明書、又は、マイクロチップ識別番号証明書 (脚環と、マイクロチップの場合で、証明書が異なります) 
 

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≪登録票の更新手続きの流れ≫
(尚、下記は、平成31年4月の時点で、自然環境研究センターに確認したものになります)
 
①自然環境研究センターの「国際希少種登録」を御覧頂きまして、更新申請書、個体識別証明書のページをダウロードをされて下さい。
 
②必要提出書類と、必要提出写真を揃える。
個体識別措置の足環の写真を含めて、5枚以上の写真を揃える。
足環の写真は、複数枚になっても構わないそうです。
写真は、1ヶ月以内に撮影された、鮮明なカラー写真を、A4版の写真で提出することが理想だそうです。
日付は、写真に入っていなくても、よいそうです。
撮影日は、余白や、写真の裏に、分かるように、記入してください。
キエリボウシインコは、頭のボウシをかぶっている写真が、別途必要になります。
 
③自然環境センターに電話をして、更新の旨をご相談されて、担当者について頂きます。

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④ダウンロードした申請書に、必要事項を明記、提出書類、提出写真を張り付けて、担当者の方に、FAXをして、チェックして頂きます
 
⑤担当者の方から、ほとんどの方が、修正依頼が入るそうです。
その後、了承が出ましたら、書類を宛先迄、郵送して下さい。
その際に同時に、更新手続き代金4600円を、指定の口座に振り込みします。
(これで手続きは、終了になります。後は、自然環境研究センターからの、登録票の交付を、お待ちください)
 
・横浜小鳥の病院のブログ
ヨウムの全身・翼長の測定方法ご紹介
 
一般財団法人自然環境研究センター 国際希少種管理事業部
直通電話 : 03-6659-6018(土日祝日を除く平日10時〜17時)
∗昼(12時30分~13時30分)
 
 

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≪登録票の取得の手続きの重要性について≫
 
種の保存法」の登録票についての詳細を、ご説明致します。
国際条約、ワシントン条約サイテス1の鳥種は、日本国内では、環境省の「種の保存法」に従い、取引が行われます。
登録票は、サイテス1の鳥の飼い主さんが、環境省に申請をして、取得する書類になります。
サイテス1の飼い主さんは、登録票なしでは、里親さんへの譲渡ができなくなります。(相続人のみ除く)
飼い主さんが、サイテス1の鳥を飼育できなくなり、登録票がない場合は、サイテス1の鳥は、一部の学術機関と、動物園にしか、移動ができなくなります。
 
NPO法人TSUBASAにも、移動はできません。
 
登録票なしに、他社への譲渡を行うと、法的罰則が発生します。
 
長寿の可能性のある鳥達には、環境省の発行する登録票は、命綱のように、大切な書類になります。
 

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愛鳥の為の、登録票は、とても重要なものであると思います。
登録票がない鳥は、新しい里親さんの元に、移動することができません。
長年、コンパニオンバードとして飼育されていた愛鳥は、動物園に移動するよりも、人に、新しい飼い主さんに、大切にされる方が、幸せだと思います。
 
しかし、環境省は、「譲渡の予定がなければ、登録しなくても、構いません。」と、ガイダンスされています。
果たして、対、生き物相手に、そんなに計画的に飼育ができるものなのでしょうか?
大型鳥の平均寿命は、約30年~50年と言われています(寿命は、個体差があります)
大型鳥が寿命を全うする迄には、例えば、大人数だった家族構成も、少人数や単身になるなど、変わっていく可能性があります。
飼い主さん側にも、継続的な飼育が、難しくなる可能性も考えられます。
やはり、不足の事態に備えて、今から、登録票を取得できるのならば、取得、更新されることが、愛鳥の為になるものだと思います。
 
 
登録票は、新規に登録される方は、やはり、手続きが面倒な印象がありますが、
登録票の更新の手続きは、それ程難しい手続きではございませんので、既に登録票を取得されている方は、なるべく登録票の更新を続けて頂きたいと思いました。
 

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平成30年6月の種の保存法の法改正により、登録票の更新時にも、個体識別措置として、足環、又は、マイクロチッブが義務付けられました。
 
マイクロチップは、機械を埋め込むのですから、危険性は、少なからずとも発生します。
脚環の読み取り不可能な、サイテス1の鳥を飼育されている方は、マイクロチップの危険性を踏まえた上で、登録票を更新申請されるか否かを、決めて頂かなくてはいけなくなりました。
 
 
下記リンクに、マイクロチッブの危険性を記載しております。
文末には、昨年度実施された、パブリックコメントの結果詳細を、詳しく解説しております。
 
・ご協力願います!『環境省 パブリックコメント種の保存法 法改正 平成30年6月1日施行 ヨウム・コバタン【ワシントン条約 サイテス1】 
 
 
 
 
 
 

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先日、横浜小鳥の病院の海老沢先生に、りりーちゃんの、足環痕を診て頂きました。
 
りりーちゃんも、もうすぐ5歳になりますし(足環も5年間はめているということ)毎日、沢山遊び、飛び回るりりーちゃんの、足環周辺の足の状態は、足の裏に、足環痕ができてしまい、決して綺麗とは言えない状態です。
 
足環も、よく気にして噛んでいますし、足環で、無理をさせているな…とよく感じることがあります。
 
りりーちゃんの場合は、足環は、気になるけれど、痛みは、さほど感じていない様子です。
 
 
 
海老沢先生からは、「足環は、絶対に外さないようにして下さい。サイテス1の鳥へのマイクロチップ挿入による、鳥の悪い結果症例は、未だ聴いてはいませんが、マイクロチップは、異物になります。小さな鳥の体に、異物を挿入することは、決して良いことではありません。」
 
このように、お話を伺いました。
 

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・横浜小鳥の病院のブログ
 
ヨウムの登録票申請の為、ヨウムタムタムちゃんの、マイクロチップの挿入処置を行った際の記事になります
 
 
 
 
全身麻酔の状態で、マイクロチップ挿入は行われます。
 
足環を外していた為、マイクロチップの挿入は、必須になります。
 
 
 
ヨウムは、2017年に、サイテス1に格上げになりました。
 
今、サイテス2の鳥種は、今後サイテス1に、格上げの可能性があります
 

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種の保存法豆知識】

ヨウム、コバタン他、サイテス1の、他者への譲渡の際の注意点です
 
・卵には、登録票が必要になります
・死後の剥製も、登録票が必要です
 
・羽や爪には、規制はかかっていません
例『ヨウム他サイテス1の羽で、アクセサリー他を作成して、譲渡する事は可能です』
 
・登録票なしで、羽の譲渡は可能です


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私の、コバタンのりりーを購入する際には、お店で、登録票の手続きを行って頂きました。
 
譲渡の際に必要になる、大切な書類です。との、登録票の説明を受けました。
 
主に「登録票の使い回し」が懸念されて、今回の法改正により、5年毎の更新制が決まりました。
「登録票の使い回し」は、違法に入手された密輸された、サイテス1に使用される懸念があります。
 
それとは別の観点で、今回の法改正のことを、全くご存知なく、今回のように登録票の満了日が過ぎてしまいそうな、登録票を大切な書類と思い、大事に保管されてお持ちの方が、何処にいらしゃっるのなら、本当に悲しいことだな…と思います。
法改正により、将来、登録票のない、行き場のない、動物園や学術施設にしか行けない、家庭で飼育できることが、できなくなる鳥達が増えるのではないかという、懸念があります。
 
サイテス1の鳥達、今後サイテス1に格上げになる可能性のあるサイテス2の鳥達の未来が、
長寿の可能性のある、愛鳥達の鳥生が、幸せなものでありますように…
願わずにはいられません。
 
 
サイテス1の密猟・密輸・密売の問題については、下記の記事にてまとめておりますので、御覧頂けますと有難く思います。
ヨウムの絶滅危機について~今、私達にできることとは……西原智昭氏『絶滅の危機にあるヨウムを救いたい!クラウンドファンディング』のお知らせについて~ヨウムの絶滅危機は、日本も無関係ではない~』
 

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お知らせ

いつも私のブログを、ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。
ナイス機能が、なくなりましたが、
ナイス機能の変わりの、一言コメントは、どうぞ無用で、お願いいたします。
お気遣いを頂きまして、誠にありがとうございます。

理由は、私のブログの移行は、FC2、はてなブログの、いずれかを考えています。
コメントは、一記事に対して、20コメント迄しか移行できない為です。

今回の記事や写真に対しての、通常のコメントは、大歓迎です。
コメントを頂ける方、記事に対してのご質問を頂ける方は、是非お願いいたします。

どうぞ宜しくお願い致します

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