オカメインコのららちゃんとコバタンのりりーちゃん

コバタンのりりーちゃんは、元気一杯の9歳の男の子です。先代オカメインコ、ルチノーの、ららちゃんは、24歳迄生きてくれました。コンパニオンバードと暮らす、人と鳥の、両者の幸せな生活を考えていきたいです❤

はじめまして コバタンの、りりーちゃんです 🐦~愛鳥さんの感染症対策について~




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6月29日は、私の飼育しているコバタンの、りりーちゃんのお誕生日です。
りりーちゃんは、五歳になりました。

りりーちゃんは、生後4ヶ月で、愛知県のブリーダーさん、ロロスバードファームより、お迎えしました。

りりーちゃんのような大型鳥、白色オウムの五歳は、節目の年齢になります。

人間で言えば、大人に近づいてきた年齢、青年でしょうか。
飼い主の私も、りりーちゃんとの五年間の生活を振り帰ると、とても感慨深い思いでいます。

生後4ヶ月で、お迎えした時は、無事に一歳に成長できることを願い、目標にしました。

元気に二歳を迎えたら、三歳を目標に、四歳を目標に…

そんな風に、一日一日を積み重ねていきました。
だから、元気で、活発で、優しい性格の男の子に成長してくれた、五歳になったりりーちゃんを見ると、本当に胸が一杯になります。





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ロロスバードファームの担当スタッフさんから、お迎え当日、「五歳になる迄は、感染症予防の為、鳥の集まる所には、絶対行かないで下さい!」と言われました。

白色オウムには、PBFDという、とても怖い病気に感染してしまうリスクがあります。
(白色オウム以外の鳥さんも、セキセイインコ、小型、中型鳥さん他も、PBFDの感染リスクがあります)

PBFDは、数十年前から、鳥飼いさんには、怖れられていた、とても難しい病気です。
現在も、特効薬はありません。

大切なことは、愛鳥さんを、PBFDに感染させないこと、PBFDから守ることです。

でも生まれながら、親鳥から病気を受け継いでいる場合もあると言われています。

他の鳥さんから、感染してしまう可能性もあります。



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又、PBFDだけでなく、最近話題になる怖い病気は、PDD(ボルナウイルス)、ボルナウイルスも、とても難しい怖い病気です
今迄は、心不全や別の病気と診断されて亡くなっていた鳥さんも、最近は、ボルナウイルスへの感染が原因と、解明される事例が見られるようになってきました。

ボルナウイルスも、PBFDと同様、とても怖い病気です。

PBFDは、オカメインコは、比較的かかり難いと言われていますが、ボルナウイルスは、オカメインコも例外ではなく、感染リスクがあります。

ロロスバードファームのスタッフさんが、「五歳になる迄は、鳥さんの集まる所には、絶対行かないで下さい!」とお話しされたのは、幼少時期は、感染症への感染リスクが、とても高いということだと思います。


横浜小鳥の病院のホームページの、飼い鳥の感染症のページに、詳しい感染症の説明があります。

飼鳥の医学by横浜小鳥の病院





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でも、五歳になったら、PBFDやボルナウイルスに感染しない訳では決してなくて、何歳になっても、感染のリスクはあるのだと、獣医師さんには、言われました。

そして、「鳥の集まる所には、行かないで下さい!」と…

愛鳥さんを、怖い病気から守れるのは、飼い主さんの役目です。

私が、コバタンを飼いたいと思った時、5、6年前は、コバタンは、関東のペットショップでは、ほとんど売られていませんでした。

関東にも出店されている、大手の鳥専門店に、コバタンの入荷を訪ねましたが、「コバタンは、輸入になります。」と言われました。
更に、「ご入金頂けましたら、取り寄せます」と…

PBFDの事をお訪ねしましたら、
「PBFDの感染鳥も、入ってきています。
保証は、できません。
日本産のコバタンの方が、PBFDの感染リスクは、輸入鳥よりは、少ないと思います。」
とお話し頂きました。




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大型鳥の、ブリーダーさんのある、東海地域、ロロスバードファーム迄は、新幹線でのお迎えになるので、本当は、関東のショップからお迎えをしたかったのですが、このように教えて頂きましたので、日本産のコバタンをお迎えすることにしました。

りりーを、お迎えする頃の、ロロスバードファームには、とても優秀なスタッフさんがいて、私が、コバタンをお迎えする迄、一年近く、メールで様々なご質問をさせて頂きまして、丁寧にお応え頂きました。
スタッフさんは、鳥さんへの知識も豊富で、私も、長い鳥の飼育歴がありますが、とても勉強になりました。

りりーちゃんの、ロロスでの、4ヶ月間の写真も、沢山送って頂きました。
大切に育てて頂いていることが、伝わってきました。


ロロスバードファームでは、お迎え迄、三回のPBFDを特定する、遺伝子検査、PBFDの感染症の確認の検査をして頂けます。
それでも、PBFDの鳥さんは、おそらく0%ではないのだと思います。

検査では、陰性でしたが、検査で、結果がでなかった陽性、キャリアの可能性もあります。

PBFDや、ボルナウィルスのような、怖い感染症は、まだ全ての全容が解明された訳でもありませんし、特効薬もなければ、ワクチンもありません。

お迎え先の、ロロスバードファームでは、先住鳥の状態にも、喚起していました。

先住鳥から、病気が感染する可能性もあるからです。

私の先住鳥は、24歳5ヶ月迄生きたオカメインコの、ららちゃんです。
死因は、解剖していない為、解りませんが、肝臓も悪くしていましたし、脳腫瘍の可能性もありました。
亡くなった直接の原因は、何か発作、心臓発作のようなものが起きたのかな?
と、亡くなった日の経緯で、思いました。

ですので、怖い感染症とは、ららちゃんは、無縁の感じが致しましたが、念のため、りりーちゃんをお迎えする迄、一年半の期間を開けて、ベビーのりりーちゃんに、何か、ららちゃんに病気があった場合、感染しないように、気をつけました。(怖い感染症は、発病しないで、生涯を終わる可能性もあると思いますし、感染症で亡くなった鳥さんからは、死後も尚、落ちた糞や羽を通して、ウィルスが残存している可能性があると思ったので)



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白色オウム、大型鳥だけでなく、愛鳥さんをお迎えする時、お迎えするお店は、慎重に考えた方が、良いのだと思います。

一番良いのは、信頼できるブリーダーさんから、直接お迎えすることだと思います。

鳥屋さんには、沢山の鳥さんがいますから、鳥屋さんでの、病気の感染のリスクもあります。

私が、コバタンのりりーちゃんを飼育する前に、飼育していました、オカメインコのららちゃんは、24歳迄生きてくれました。

ららちゃんを、お迎えした日は、ブリーダーさんから、鳥屋さんに入荷した当日でした。
ららちゃんは、鳥屋さんでの滞在日は、0日でした。

大型鳥だけでなく、小型、中型鳥も、飼い主さんの手元にいく前に、病気が感染している場合があります。


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鳥さんの病気には、今回記載致しました、PBFDやPDD(ボルナウイルス他)のように、治療が難しい厄介な病気がありますので、
『鳥さんをお迎えしたい‼』と思われた方は、お迎え先を、慎重に考えて頂くことが、とても大切であると思います。


それでも(優良なブリーダーさんからお迎えしても)、鳥さんは、病気を隠し持っていたり、病気になってしまうこともあると思います。

大切なことは、鳥さんを飼うことは、小さな命と共に生きるということ、

小さな命と、毎日、向かい合うということ、

鳥さんは、とても繊細で、元気そうに見えても、急に落鳥することもあり、本当に、難しい存在であるということ、

飼い主さんにできることは、毎日、鳥さんを観察して、大切な小さな命を、できる限り、精一杯守ること…

小さな鳥さん相手には、多くのことはできないかもしれませんが

私が、日常的に気をつけていることは

・睡眠時間を、12時間以上確保すること

・衛生で、安全な、新鮮なフードや水(汚れた水はよくありません、愛鳥さんが汚す場合は頻繁に変えるか、変えられない場合は、コンビネーションフィーダー他がお薦めです)、
新鮮な副菜を少量与えること

・副菜(野菜を含む)、特にナッツ類は、与え過ぎないこと(大型鳥のりりーの目安は、少量)
(小型鳥さんには、副菜(野菜を含む)は、時々でよいのでは?と私は思います。
与え過ぎは、良くないかと思います)

塩土は、獣医師の指導により、我が家にくん鳥さんには、与えたことがありません(関東在宅の為、幼少時期より、日本で一番最初にできた、田園調布の小鳥の先生に、ご指導頂きました)

・お散歩は、キャリーで行いますが
キャリーを、地面には、直に置かないように、(一枚敷物をひく)、気をつけています。
地面は、衛生的ではありませんので(感染症予防の為に)

・毎日、ケージ、室内の、簡易的な掃除を行う
(ケージ内を、衛生的な状態に保つことは、とても大切です)

我が家にくる鳥達は、必ず、ケージ内では、決まった場所に糞をします。
固体差がありますが、常に、ケージ内を、なるべく綺麗にすることを、心がけていますので、鳥も、綺麗に使ってくれるのかもしれません?

・放鳥時間を、長めにとる(賛否両論あるかと思いますが)
クリップしていないので、沢山飛んで、体を動かして、ストレス発散してもらっています。

・水浴びを毎日行う
(白色オウムからは、脂粉という白い粉が、大量に出ます。この粉は、健康の証とされていますが、人や、鳥の呼吸器にも、影響、被害が出る場合があるので、脂粉落としの水浴びは、大切になります)


私は、健康な鳥さんを、オカメインコのららちゃん、コバタンのりりーちゃんと、二代に渡り、お世話できたことを、今、お世話できていることを、いつも心から感謝しています。


コバタンのりりーちゃんの五歳迄の歩み、オカメインコのららちゃんの24歳迄の軌跡は、これから記事にしていきたいと思います。

皆様、どうぞよろしくお願いいたします(^.^)




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