オカメインコのららちゃんとコバタンのりりーちゃん

コバタンのりりーちゃんは、元気一杯の9歳の男の子です。先代オカメインコ、ルチノーの、ららちゃんは、24歳迄生きてくれました。コンパニオンバードと暮らす、人と鳥の、両者の幸せな生活を考えていきたいです❤

りりーちゃんが三歳を迎えました~コバタンのりりーちゃんが三歳になって思うこと・・・

 
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コバタンのりりーちゃんが、6月に三歳を迎えました。
又10月は、りりーちゃんのお迎え三周年になります。
大人になると、三年が過ぎることは、あっという間の感じがします。
子供であれば、七五三のお祝もあるように、無事に三歳を迎えられたことは、とてもおめでたいことであると感じています。
生後四か月で、我が家にお迎えした、とても可愛かったりりーちゃんと、もう三年も一緒に、幸せな時間を過ごさせてもらっているのだなぁ・・・と感慨深くも思います。
正直なところ、三年も過ぎたのに、日々りりーちゃんのイタズラや活発な行動に振り回されて、特別なことが、あまりできていない感じがします。
健康に育ってくれれば、それが一番だと思っているのですが、大人になる迄に、もう少し何か技?芸でも身につけさせてあげたいです(笑)
 
 
 
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カーテンレールの上が、りりーちゃんのお気に入りの場所です★
 
コバタンのような大型オウムは、五歳から六歳頃迄に完成鳥、大人になると言われています。
三歳は、人間で言えば中学生ぐらいなのでしょうかね?
だんだんと多感な、難しい時期に入っているのかもしれません。
今もすごく可愛い!!と思っていますが、以前の、もう赤ちゃんの頃のような可愛さはありません。
むしろ気の利いた顔つきをしていて、こちらのことをやたらと観察している可愛い子が近くにいる?
あまりに観察され過ぎていて、まるで見張られている感じがして、小さな刑事さんみたいで、少し怖い時もあるぐらいです(笑)
 
 
 
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換気扇の上も、りりーちゃんのお気に入りの場所です★
 
大型鳥の場合は、男の子は、感情の起伏がなかなか激しい様で、突然噛みついたり、襲いかかったりすることも多いようです。
これは大型オウムの特徴らしく、先代オカメも男の子でしたが、25年近く飼育していましたが、突然噛みつかれたり、襲いかかられるということはありませんでした。
この感情の起伏が激しいのは、発情期などにも関係しているようで、脳内の物質に起因されているとも考えられているそうです。
発情期の際には、時には、女の子を殺してしまうこともある程の激しさだそうです。
その為、大型鳥の巣箱には、入口と出口の二ヵ所を設置して、女の子が逃げ出せるようにするそうです。
 
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飛び立つ前の水平姿勢です!
 
人の場合でも、特に男の子は、多感な時期には、家庭内暴力が起きたり、友達に暴力をふるう場合もあると思います。
人の子育てとは、全く比較の対象にはなりませんが、鳥だって、多感な時期は、大変なこともあるのだと思います。
男の子は、元気一杯だけれど、きっとデリケートな難しい面もあるのだと思います。
だから飼育だって、大変な時があって当然なんだと、日々考えさせられます。
これからのりりーちゃんの感情の起伏も、怖がらずに受け入れてあげられるように、どんな時でも変わらぬ、最高の愛情を注げるように、私自身も努力していかなくてはいけない!と思っています。
 
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眠い時や寒い時は、嘴の回りがフワっと、雲のようになります

 
 りりーちゃんの可愛いかった赤ちゃんの頃や、幼鳥の時期だったからこそ、りりーちゃんのメチャクチャなやんちゃぶりも、数々のいたずらも、涙が出るほど痛すぎる噛みつきも、すべてを許せてしまったような気がします。
可愛くて、面白くて、人懐っこくて、感受性が豊かで、頑張り屋さんのりりーちゃん、お迎えする直前迄、きちんとお世話をできるか否かで悩みましたが、思い切ってお迎えして、今は本当に良かったなぁ・・・と思っています。
 
 
 
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大きな瞳と大きな嘴が、チャームポイントです!
 
運が良ければ長寿になる大型オウムのお迎えは、できれば20代で、遅くても30代迄には・・・とよく聞きます。
私はお迎え時すでに40代で、未婚で後継者もいないので、先代オカメも、25年近く一緒でしたので、鳥の長寿については分かった上で、とても悩みました。
りりーちゃんを予約して、予約金もお払いして、それでも悩んでいました。
考えれば考えるほど心配になってしまい、お迎え前日もあまり眠れませんでした。
 
 
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りりーちゃんは、お豆腐が大好きです!

悩んでいる私の肩を、少し楽にしてくれた、ネットで見かけたメッセージがありました。
それは、「人が大好きで、良い子の鳥さんに成長すれば、飼い主さんから離れて、次の飼い主さんの元にいっても、次の飼い主さんを大好きになって、次の飼い主さんからも愛されて、可愛がられる」とのことでした。
見ず知らずの方が書かれた一説ですが、なるほど・・・と感動しました。
 
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りりーちゃんのお休みケージは、ハチコウケージです!
(お休みケージは、おもちゃも控えめにしています)


お迎え先のロロスバードファームでは、りりーちゃんのことを可愛がってくれていて、りりーちゃんは、担当のお姉さんのことが、大好きでした。
担当のお姉さんは、りりーちゃんを毎日抱きしめてくれていました。
お陰様でりりーちゃんは、抱っこ大好き鳥に成長しました。
りりーちゃんは、「ママ抱っこ!」という感じで、今でも胸に飛び込んできてくれます。
そして今では、私達家族のことを、大好きになってくれました。
 
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抱っこ大好き!!
抱っこするとりりーちゃんも、私も、気持ちが落ち着きます☆

 
幼いりりーちゃんに対して、中高年三人家族で、厳しくしているつもりでも、甘やかして育ってしまっているようで、りりーちゃんは、愛されている‼という自信がある様子で、りりーちゃんには、いくら叱っても効き目もなく、むしろ叱られる!=遊んでもらっている!と勘違いしてしまっている様子で、私達が叱るより先に得意気に、「ダメでしょ‼ダメ‼こら~‼」と言ったりして、イタズラばかりをしている始末です。
 
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イタズラしなくちゃ!!カーテン大好き!!
 
りりーちゃんは、人は自分を可愛がってくれる存在と思って、成長してくれているようです。
ただ、大型オウムの男の子特有の活発なところが、なかなか目に余るものがあり、けして良い子とは言えないかな?とも思います。(笑)
それでも病院や外出時には、不思議とお利口にできて、褒められることがありますが、家族でいる時は、すぐにやんちゃ坊主になってしまいます。
 
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コバタン時計
 
獣医師さんの言う躾のできている良い子とは、飼い主さんが、鳥さんを捕まえられることができること、と伺ったことがあります。
私は、りりーちゃんを、獣医師さんの前で、片手でサッと捕まえられるので、その点では、躾ができているとのことでした。
更にりりーちゃんは、病院の検査などでも、ジーっとして、声もあげずにおとなしく診察も受けられます。
その点も良い子と獣医師さんからは、評価してもらえます。
しかし我が家では、野性児のように自由に育ち過ぎてしまったことを、私は何度も後悔しました。
お迎えの日に、時間を戻せるのなら・・・と何度思ったことでしょうか?
りりーちゃんの躾をやり直したい!!と心の底から思いました。
 
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コバタン時計

 
我が家では、りりーちゃんは、手のかかる悪い子!!
先代オカメのららちゃんは、手のかからない良い子!!との評価をされています。
確かに先代オカメのららちゃんは、本当に良い子で、叱る必要もないぐらい、ただただ私と一緒にいれれば、幸せ…といった感じで、イタズラばかりをしているりりーちゃんとは、対称的な存在でした。
でも獣医師さんの前では、ららちゃんは捕まえられることを極度に嫌がり、院内に響きわたるものすごい鳴き声で、診察中泣き続けるので、長寿なことは優秀だけれども、躾のできていない鳥さんとの評価になります。
獣医師さんから見る良い子と、飼い主から見る良い子は、かなりの違いがあることが分かりました。
 
 
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先代オカメインコのららちゃんは、24歳5カ月迄生きました。
亡くなる前は、白内障緑内障で視力を失っていました。
 
 
 
ららちゃんが、24歳5か月で亡くなった時、夜に亡くなったことを確認しましたので、朝、両親に亡くなった旨を伝えました。
両親は、「今迄ありがとう!と言いながら、やっと撫でさせてくれたね。」と言いながら、ららちゃんを、ずっと撫でていました。
25年近く一緒にいたのに、亡くなってから、初めて体に触れさせてくれたのです。
ららちゃんは、両親、特に母親には、かなりお世話になったにも関わらず、私以外には、体を絶対触らせないほどの徹底ぶりで、慎重であり、神経質な性格でした。
 
 
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多摩川ドグウッドクラブで、盛大なフラワー葬をして頂きました
 
 
両親から見ると、イタズラも少なく楽な反面、あまり馴れなかったとも言えます。
その点、りりーちゃんは、手のかかる反面、両親にもよく馴れていて、体もベタベタ、どこでも触らせてくれます。
人と同じで、鳥の性格も、良い面や悪い面は、見方によっては紙一重だな。。と思いました。
どの点を良いととるかも、人によって様々だと思いますが・・・
でもりりーちゃんは、いざと言う時には、しっかりできるタイプのような気がするので、我が家でのいたずら面が、もう少し落ち着いてきてくれると、本当にいいのに・・・と思います。
 
 
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24年も一緒だったのに、一緒に写っている写真が少な過ぎて、
又泣けてきました・・・

 
動物を飼育する時は、できれば自分一代で、完結できるように飼育することが、基本だと思いますが、私は、40代で大型鳥をお迎えすることは、そんなに反対ではありません。
20代や、30代は、結婚や、転勤、出産などなど、生活の変化が激しい時期だと思いますので、私の場合は違いますが、むしろ生活が落ち着かれている40代の方が飼育されるのには、良いのでは?と思っています。
後継者が引き継いでくれる場合もありますし、後継者がご無理な場合でも、後継者が里親さんを探してくれると思います。
運が良ければ、医学も日々進歩して100歳人生と言われる現代ですから、鳥さんの寿命を見届けることだって可能であるかもしれません。
 
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美味しそうですね!!一口頂けませんか・・・

 
例えば海外赴任などになった場合は、コバタンのような、ワシントン条約サイテス1類は、国によっては、入国も出国もできない可能性もありますし、子供を授かった場合でも、鳥アレルギーなどが発生する可能性もあります。
アクリルケージなどに入れて隔離して、家の片隅で飼育するのは、可哀想な感じがします。
私が子供の頃に、ご近所のお子様の、鳥アレルギーが原因で飼えなくなった、セキセイインコを頂いたことがありました。
こんなに小さな鳥さんなのに…ダメなんだ…
と子供心に、悲しい気持ちになったことを覚えています。
若い時期に飼い始める場合も、生活の変化がある以上、リスクは伴うのだと思います。
 
 
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大きな瞳は、とても表情豊かに、くるくると、動きます!
 
何事も同じだと思いますが、鳥、大型鳥を飼う時に、経験も大切ですが、一番大切なことは、鳥が好きであること、情熱だと思います。
子育てを落ち着かれた方、他の動物を飼育されていた方、すべては経験に繋がっていると思います。
だから、どうしても大型鳥さんと生活されたい!と思われたら、私は頑張って欲しい!と思います。
とても無責任かもしれませんが、大切なのは、心からの愛情だと私は思います。
そしてもしも大型鳥や、鳥を飼い初めたのなら、鳥について、沢山勉強して欲しいな…と思います。
本、セミナー、鳥飼いの方のブログ、様々な方法で、愛する鳥さんの為に勉強して欲しい‼と思います。
偉そうに書いてしまって申し訳ありません。
 
 
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階段の上から下に飛んでいこうと構えています!
 
かく言う私も、鳥飼育歴は、かなり長くなってきてはいますが、その長さ所以に適当にならにように、気をつけなくてはいけない!と日々感じでいます。
鳥の餌も、ペレットがでてきたように、(先代オカメのららちゃんは、シードで24歳迄生きました)鳥さんの生活、医療環境も日々進化しているので、私も、りりーちゃんの為にもっと勉強しなくては!と思っています。
私は、鳥関係の本、ブログ、ネットなどでの独学の勉強は好きなのですが、セミナー、勉強会などの、人と関わることには、非積極的です。
人は好きだけど、人付き合いは少しだけ苦手意識があります。
でもそういうところも、私自身変えていきたいな・・と思っています。

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りりーちゃんは、くるくるパーチがお気に入りです!!
(えとぴりか購入)
 
ここからは、私の全くの独断の意見なのですが、大型オウムでも、キバタン、コンゴウなどの大型種とボウシは、かなり長寿な印象があります。
実際かなり長寿な鳥さんを、あちらこちらで見かけます。
もしかして個体数が多いだけなのかもしれませんが、それだけではないような気もします?
コバタン、ソロモン、モモイロなどの比較的小型種は、普通に長寿な印象があります。
ヨウムもとても長寿と言われていますが、早くに亡くなっているお話を身近で、数件聞いているので、微妙な印象があります。デリケートな性格も原因しているのかもしれません?
 
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可愛いインコを見るのも、りりーちゃんは好きな様子です。

ロロスバードファームからは、大型鳥の平均寿命は、約30年から40年と伝えられています。
でも大型鳥は、キバタン、ボウシインコ類などは、約50年から60年生きたお話も聞きますし、キバタン、コンゴウインコ、クルマサカオウムは、約80年から100年とも聞いたこともあります?
色々と記載致しましたが、ご長寿については、全くの個体差があると思います。
人も、鳥さんも、生命は、神秘的です…
未来のことは、未知なるものですよね。。。
りりーは、未だ三歳ですから、取り合えず五歳を目指します(笑)
 
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りりーちゃんは、ケーキの大きな箱が出てきたら、ビックリして、遠くに飛んで行ってしまいました!
 
以下の記載は、全て個体差もありますが、鳥の肺活量の大きさは、鳥の体の大きさと比例しますので、体が大きい方が、鳴き声も大きくなっていく場合が多いそうです。
又女の子の方が、男の子より飼育しやすい傾向にあるそうです。
男の子は、とても活発だったり、又発情期の時に、特に気が荒くなる場合がある為だそうです。
又鳥の場合は、一般的には、男の子の方が、より長寿の傾向があるそうです。
女の子は、発情期による産卵や、それに伴う卵巣係の病気など、取り囲む環境が複雑であることが、関係しているそうです。
 
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りりーちゃんのお誕生会を、家族でお祝いしました★
 
すべての大型鳥が長寿、天寿を全うできる訳ではありません。
若くに亡くなる大型鳥さんもいらっしゃいます。
ここでは、あくまでも運が良い場合の話をさせて頂きました。
運とは、鳥さんの本来持っている体質もありますし、飼い主さんとの関係や、飼い主さん自身を取り巻く様々な環境と飼育環境や飼い方もあると思います。
 
 
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我が家は年に一回、りりーちゃんのお誕生日にケーキを買います

 
最後になりましたが、私がりりーちゃんをお迎えする前に、楽しみに読ませて頂いていたブログを紹介致します。
大型鳥飼育の方のほうが、面白いかもしれませんが、鳥飼育について何かと勉強になることも、書かれています。
特にご覧頂かなくても大丈夫です。
ご参考までに載せさせて頂きました。
 
 
☆オオバタンのポレポレ日記
☆ソロモンな一日
 
☆アヤノのゆらゆら日記
 
☆空飛ぶ子犬たち
 
☆鳥の保護活動/TSUBASAみらくる日記
 
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クッキーも一口だけ・・・お誕生日ボーイだから特別に・・・
 
色々と書いてしまって、又長い文章になってしまって、本当に申し訳ありませんでした。
鳥が大好きな私が、大型鳥を初めて飼育して、三年が過ぎて思うことを、書かせて頂きました。
私が、一番不安に感じていたことを、クローズアップして書かせて頂きました。
親バカ全開のコメントも多く、本当に失礼いたしました。
最後迄お読み頂きまして、本当にありがとうございました(^^)
 
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クリームをほんの一口だけ・・(鳥は、チョコは禁止です!)
 
 

次回は、☆りりーちゃん三歳までの歩み★です・・・